今日のニュースで
死刑が執行されたオウム真理教の元教祖、麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚=執行時(63)、本名・松本智津夫(ちづお)=の遺骨受け入れを表明していた四女(29)側が11日、「遺骨を粉にして、太平洋に散骨する」との方針を明らかにした。
個人的には、遺族に返さず葬る形が一番かもしれないが、
滝本太郎弁護士から、
11日に記者会見した四女の代理人、滝本太郎弁護士は「麻原の骨は信者にとっては仏舎利(ぶっしゃり)(釈迦の骨)で、誰の元にいくかは大変な問題。妻や子供らに渡してはならない」と指摘。遺骨をまいた場所が後継団体の信者らの「聖地」となる危険性もあるため「広い太平洋に船から散骨したい」と話した。
「妻や子供らに渡してはならない」
というのはその通りで海に散骨ならいいだろうと思う。
滝本太郎弁護士が言うのなら・・・という想いもある。
今回の麻原彰晃以下、オウム真理教・7人同時死刑執行に関しては、
- 裁判があれでよかったのか?
- なぜ、7人いっぺんだったのか?
とか、また、死刑制度反対ということまで・・・。
個人的に、麻原彰晃を語られるとき、地下鉄サリン事件だけがいわれるが、
多くの事件の中から以下の2つ
- 坂本堤弁護士一家殺害事件
- 松本サリン事件
も忘れてはならない。
江川紹子さんからの紹介で、出家信者の母親から息子のオウム真理教脱会について相談されたことがきっかけとなり、1989年(平成元年)5月からオウム真理教の反社会性を批判・追及し「オウム真理教被害者の会」を組織していた坂本堤弁護士が一家殺害された。
ちなみに、今回、「遺骨を粉にして、太平洋に散骨する」と会見した滝本太郎弁護士は、坂本堤弁護士の後を継いでオウム真理教被害者対策弁護団の中心人物として教団に対する訴訟を行っていた人物。
ちなみに、彼も命は失っていないが滝本太郎弁護士サリン襲撃事件に巻き込まれている。
松本サリン事件は、神経ガスのサリンが散布されたもので死者8人と絶対忘れてはいけない事件。
ちなみに、死者数て比較するのは不謹慎だけど
- 和歌山毒物カレー事件の死者数は4名
- 秋葉原通り魔事件の死者数は7人
- 附属池田小事件の死者数は8人
この事件では、TBSを筆頭にメディアは、長い間、河野さんを犯人扱いしたという事実も忘れてはならない。
さらに
実際には計画で終わったが、国家転覆計画として
「11月戦争」計画によると、1995年11月教団所有の軍用ヘリコプターを使って東京上空からサリンを散布し、東京都民を大量殺戮するというものまで見つかっている。
明らかにテロ組織である。
その首謀者の死刑に関して、何の異論があるというのか?
少し話は変わるが、
アメリカの警察が2015年の1年間で約1000人を射殺したというデータがある。
日本で基本的に警察による射殺はない。
発砲しただけで警察は吊るし上げられる社会だけに・・・。
日本とアメリカを比較するのがいいか悪いか別として、日本とアメリカでは根本的な部分が違う。
射殺しない代わりに生け捕りにして裁判に掛けて、その上で死刑を宣告するわけだから、ある意味日本の方が人権を尊重しているとも言えなくない。
人権という言い方は嫌いだが、諸外国から死刑制度を揶揄されるのどうかと思う。
また、大臣にその執行をゆだねるというかなりナーバスな手続きで行われるわけで、死刑に反対する人の気持ちが分からない。
百歩譲って、身内を殺された当事者が、死刑制度に反対するのであればそれは少し考えなくていけない。
しかしながら、そのポジションでない人が、死刑制度反対を語る資格はないのではないか?
最後に
江川紹子さん、あまり好きじゃないけど、この件に関して、スーッと入ってる。
オウム問題で騒ぐ想田監督、森監督に反論する江川紹子氏
「真相究明と仰るが裁判をずっとウォッチしてきた方はいない。松本智津夫の裁判以外にも様々な裁判が開かれ事実関係はほぼ解明された。『麻原に喋らせよう』などと軽く言うが、共犯者たちが血が迸るような説得を試みても喋らなかった」 pic.twitter.com/GuMjyRd0kF— 雨雲 (@N74580626) 2018年7月7日